「置き去り防止車内点検支援装置」が国土交通省策定の
ガイドライン適合品として認定
電池不要、取付簡単の確認ボタンで、エンジン停止後の車内確認を促します

2023年 03月16日

レシップ株式会社

レシップ株式会社(本社:岐阜県本巣市、代表取締役社長:杉本眞)は、このたび開発した送迎用バスの置き去り防止を支援する「置き去り防止車内点検支援装置」について、国土交通省が策定した「送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置のガイドライン」に認定されたことをお知らせします。(KSCW-3100シリーズ12V車用、KSCW-3200シリーズ24V車用)

本装置は、エンジン停止後にブザーが鳴り、車内後部などに設置した無線確認ボタンを押すことでブザーが止まる仕組みにより、乗務員に車内確認を促す装置です。無線式の確認ボタンであるため、配線工事が不要であり既存車両への後付けが容易です。また、電池レス設計のため電池交換が不要であり、運用負担が軽減できます。エンジン停止後、車内点検未実施(無線確認ボタンが押されない)の状態で、一定時間経過した場合には、車外警報装置からアナウンスが鳴り、周囲に知らせる機能もついています。

車内置き去り防止支援装置 ステップ 押しボタン 幼稚園・保育園の送迎・通園バスなどスクールバスと送迎車両に対応可能な安全装置 車内置き去り防止支援装置 ステップ 配線工事が不要 押しボタン 車内置き去り防止支援装置 無線押しボタン エンジン停止後の車内確認

使い方

1.車両のエンジンを入れると、パイロットランプが点灯します。

2.乗客(園児)を降ろし、エンジンを停止すると受信制御器からブザー音が繰り返し流れます。

3.乗務員が乗客(園児)の降り忘れがないか、確認しながら車両後方まで移動します。

4.車両後方の無線確認ボタンを押すと、ブザー音が停止することにより、車内点検を行うことができます。

※エンジンON中は、無線確認ボタンを押しても何も起きません。
※無線確認ボタンを押していない状態で一定時間が経過すると、車外警報装置が鳴り、周囲に「車内点検をしてください」というアナウンスが流れます。

特長

blue box 電池交換が不要
押した力を電気に変えて信号を発信するため、電池は不要です。電池交換の手間がなく、電池切れの心配がありません。
blue box 配線工事が不要
無線式の押しボタンであるため、押しボタンへの配線工事が不要です。車両へ簡単に取り付けることができます。
blue box 取付位置や個数の自由度が高い
無線式であるため、取付箇所の制約がありません。高い位置に設置することで、園児の押し間違い防止にも対応できます。また、園児が押し間違えた場合も、エンジン駆動中は反応しないため、機器の使用に問題はありません。
blue box バスの押しボタンで培った信頼の品質
本装置は、路線バス用押しボタンの技術をベースに開発されています。当社は、押しボタンでは国内シェア約35%の販売実績があり、耐久性が必要な車内環境において長年の運用実績のある製品です。

当社は、バス用電装機器のトータルサプライヤーとして、バスにまつわる様々な製品開発に取り組んでいます。送迎用バスで起こった痛ましい事故の再発防止に貢献したいという想いから、長年携わってきたバスの押しボタンを活用し、本装置を開発しました。バス事業者へのこれまでの納入実績・ノウハウを活かし、取付やメンテナンスが容易であることが特徴です。
当社は、引き続き、安全・安心で最適な日常を実現する製品・サービスの開発に取り組みます。

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本件に関するお問合わせ先

レシップグループ お問い合わせ窓口
TEL 058-324-3121/FAX 058-323-2597