運賃箱連動型マルチ決済端末「LV-1」を開発
福島交通、会津バスで採用されました

2023年 08月23日

レシップ株式会社(本社:岐阜県本巣市、代表取締役社長:杉本 眞)は、マルチ決済端末「LV-1」を開発しました。クレジットカード、電子マネー、QRコード、ICカードなど多様な決済手段に1台で対応できる「LV-1」は、当社製運賃箱と連動した操作ができるため、キャッシュレス決済導入にあたり、設置場所や運用方法に関する導入事業者の負担を軽減できることが特徴です。当社は、バス・鉄道用運賃箱では国内シェアトップの導入実績があります。小型であり、当社製運賃箱と一体型での設置が可能です。

「LV-1」は、株式会社みちのりホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役グループCEO 松本 順)のグループ会社である福島交通株式会社(本社:福島県福島市、代表取締役社長:武藤 泰典、以下福島交通)、会津乗合自動車株式会社(本社:福島県会津若松市、代表取締役:佐藤 俊材、以下会津バス)にて採用され、2024年3月より利用開始を予定しています。

本件の導入により、電子マネー(WAON、nanaco)、クレジットカード、QRコード、福島バス・会津バス発行のICカードでの決済が利用可能になります。

導入の背景と目的

キャッシュレス決済は急速に広まっており、公共交通においても便利なキャッシュレス決済の利用ニーズが高まっています。一方、ICカード、クレジットカード、電子マネー、QRコードなどキャッシュレス決済手段は多様化しており、導入エリアの特性やターゲットによって、求められる決済手段は異なります。このような状況に対し、これまではバス車内に複数の機器を設置することで対応してきましたが、導入コストや設置場所の制約、乗務員の負担増加などの課題がありました。

新たに開発したマルチ決済端末「LV-1」は、多様な決済手段をひとつの機器で利用することができます。また、当社製運賃箱と一体化が可能であり、運賃箱の操作パネルを介した操作が可能です。
当社は、小型で操作性に優れた「LV-1」によって、公共交通でのキャッシュレス決済普及を推進し、事業者・利用者双方の利便性向上に貢献します。

マルチ決済端末「LV-1」の特徴
  • 当社製バス・鉄道用運賃箱と連動した操作が可能であるため、従来の機器に即した操作を行うことができ、乗務員の新たな業務負担を軽減できます。
  • ICカード、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など複数の決済手段が、ひとつの端末で対応できます。
  • 小型で運賃箱と一体化が可能であるため、バス車内に柔軟に設置できます。
  • クラウド型決済サービスの採用により、端末の運用コストが低減できます。
レシップQRコード決済、クレジットカード決済端末 マルチ決済端末
新サービスの概要
導入予定時期 2024年3月頃
導入対象 福島交通:一般路線バス全車両 約400台、飯坂線全12駅
会津バス:一般路線バス全車両 約140台
新たに利用可能となるキャッシュレス決済手段
  • タッチ決済(クレジット・デビット・プリペイド)
    Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯
  • QRコード決済
    PayPay、楽天Pay、d払い、メルペイ、au PAY、J-Coin Pay、Alipay、WeChat Pay
  • 電子マネー
    WAON、nanaco
  • ICカード
    NORUCA、AIZU NORUCA
※ご利用可能な決済ブランド、導入対象等はサービス開始までに変更となる可能性があります。
本件に関するお問合わせ先

レシップグループ お問い合わせ窓口
TEL 058-324-3121/FAX 058-323-2597