2023年 05月08日
レシップ株式会社(本社:岐阜県本巣市、代表取締役社長:杉本 眞)は、名古屋市交通局が運行する市バス約1,050台を対象に、バスロケーションシステム(以下、バスロケ)を提供しました。本件により導入したバスロケは、車両の位置情報把握のみならず、運行実績の管理や営業所と乗務員間のコミュニケーションも可能な高機能モデルです。通話・メール機能を備えたバスロケは、当社独自の製品です。
名古屋市交通局は、バス運行状況をリアルタイムに管理することで、バスの効率的な運行と利用者向けの情報提供を行っています。このたび、事業者・利用者にとってより使いやすいシステムとするための更新が行われました。当社は、名古屋市交通局および名古屋ガイドウェイバス株式会社の保有するバス全台への専用機器の設置、基幹2号系統の一部停留所へのバス接近表示機の設置およびバスロケ全体の構築を担当しています。今回の更新により、営業所とバス運転士間のスムーズな連絡を実現し、業務の効率化に貢献しています。また、バス接近表示機は液晶表示になり、これまで表示していたバスの接近情報に加えて、運休・イベント情報や多言語での案内など、バスの運行状況に応じた柔軟な情報発信が可能となりました。
新たに導入されたバスロケの特徴は以下の通りです。
現在の運行状況を、地図、バス路線系統図など多角的な視点で監視することが可能です。1台ごとの運行状況・位置情報や、各系統で走行中の車両の状態(早発・遅延など)を確認することができます。
位置情報を送受信する無線回線を活用したIP通話機能を実現しました。営業所とバス乗務員の間で、ハンズフリー方式による双方向通話が可能です。運行監視画面を見ながら車両を選択するだけで、特定の車両と通話をすることができます。また、音声通話だけでなく、複数車両に対してショートメッセージを送ることも可能です。
停留所移設や経路変更など、頻繁に発生するメンテナンスは、編集画面から簡単に編集可能です。前日までに行った変更は、運行当日に全車両へ配信されます。
動態監視
実績照会
コミュニケーション
レシップは、引き続き、事業者・利用者双方の利便性を向上させるバスロケーションシステムの製品開発および営業活動を強化し、さらなる実績獲得に努めます。
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