無線押しボタンシステムを発売開始
電池不要・配線工事不要の無線押しボタンにより、用途や車体に合わせた配置が可能

2022年 04月04日

レシップ株式会社(本社:岐阜県本巣市、代表取締役社長:杉本眞、以下レシップ)は、バス用降車信号装置(以下、押しボタン)の新メニューとして、無線押しボタンシステムを発売開始しました。

既存のシステムは、押しボタンと乗務員席周辺に設置された制御器との間をそれぞれ配線でつなぐ必要があります。この度発売開始した無線押しボタンシステムは、これらの配線が不要となり、下記のような特徴があります。



特徴 無線押しボダン通信仕組み
  • 電池交換が不要
    押した力を電気に変えて信号を発信するため、電池は不要です。電池交換の手間がありません。また、運行途中に電池切れとなり使用できなくなるトラブルもありません。

  • 配線が不要
    配線工事が不要になるため、工期の短縮やハーネス重量の軽減(大型車両の場合で約10㎏軽減)に寄与します。(大型車両は押しボタンを約40箇所取り付けています。)車体の軽量化につながり、燃費の向上によるCO2排出量低減に貢献します。また、配線に起因するトラブルがなくなるため、使用開始後のメンテナンス性の向上にも寄与します。

  • 押しボタン取付自由度の向上
    有線押しボタンと、配線が困難な箇所には無線押しボタンと、両者を組み合わせて設置することもできます。車種や車型によって事業者様の用途や使い勝手に合わせて採用できます。

  • 押しボタン毎の個別の信号を活用
    無線押しボタンは、発信する電波に固有の情報を持つため、当社製の車内液晶表示器(OBC-VISION)と連動させることで、押された押しボタンの場所に合わせた自動アナウンスをすることも可能です。

レシップ株式会社は、無線押しボタンシステムによって、安全かつ容易に利用できる公共交通機関の運行に貢献することを目指します。引き続き、事業者・利用者双方の利便性を高める製品開発に取り組みます。

無線押しボダン設置イメージ

設置イメージ



本件に関するお問合わせ先

レシップグループ お問い合わせ窓口
TEL 058-324-3121/FAX 058-323-2597