ワンマンバス用システム機器と連動した新しいバスロケーションシステムで、バスの利便性を向上

2012年 6月12日

レシップ株式会社(本社:岐阜県本巣市、社長:杉本 眞)は、従来のバスロケーションシステムとバスターミナルやバス車内の案内表示器を連動した、 新しいバスロケーションシステムを開発し、販売を開始しました。

新しいバスロケーションシステム(バスロケ)は、パソコンやスマートフォン、携帯電話などの通信端末からでも、あるいはバス停、バス車内からでも、 リアルタイムに運行状況や乗り継ぎ情報を確認できるシステムです。「バスはいつくるかわからない。」「普段乗らない路線バスには乗りにくい。」と敬遠していた人も、 この新しいバスロケを使ってバスが利用しやすくなることが期待できます。

従来のバスロケは、WEBサイトなどで運行遅延情報をお知らせしても、バス停やバス車内にいる乗客にはその情報が直接伝わらないこともありました。 そこで、当社は、ワンマンバス用システム機器のトップメーカーの強みを活かし、バスロケ用に搭載した通信設備などを利用して、ワンマンバス用システム機器と連動させた、 新しいバスロケを開発しました。これによって、バスに乗ろうとする乗客にもバスに乗っている最中の乗客にも、リアルタイムに有益な情報をお知らせできます。 2012年4月より、関東自動車株式会社様(本社:栃木県宇都宮市、社長:手塚 基文)にて、宇都宮市内の4路線向けに一部の機能を試験導入いただいておりますが、 今後さらに新しい機能を拡張してまいります。

※従来のバスロケ
  • 路線バス用検索サイト
    パソコンやスマートフォン、携帯電話などの端末を使って、検索サイトから、該当する路線バスの情報を確認できます。
  • 拠点での案内表示
    バスターミナルやバス停などの各拠点で、乗り場の案内や発車予定時間などを表示します。
※当社の進める新しいバスロケ機能

車内の案内表示器にて、走行中のバス運行遅延情報や、到着見込時間から換算した他の路線バスや鉄道へ乗り継ぎ案内などを表示します。当社は、路線バスでの移動を便利に快適にするための情報を、必要な場所で、タイムリーに提供することで、公共交通機関の利用促進に貢献してまいります。

従来のバスロケと、ワンマン用システム機器を連動させるメリット
  • 乗車前から乗車中まで情報を提供し、乗客のスムーズな移動を支援
    バスの運行情報、遅延状況や、他の路線バス・鉄道との乗り換え情報など、車内の乗客にも、タイムリーな情報を提供できます。 検索サイトでは、「目的地までどのバスに乗ればよいか。」「次のバスはいつくるか」などこれから乗るバスの情報を、またバスの車内では「このバスは、目的地まであとどのくらいで到着するか」などの乗車しているバスの状況をリアルタイムでお知らせして、 目的地までのスムーズな移動を支援します。
  • IT端末と従来の表示器を連携させて、デジタルデバイドを解消
    バス停やバスターミナル、バス車内など既存の案内表示器に、 バスの近接情報や乗り換え案内などを表示することで、パソコンなどのIT端末機器を使い慣れない高齢者層にもリアルタイムに情報を伝えることができます。
  • バスロケで得られた情報を、運行支援システムにも拡張可能
    収集した情報を活用した運行支援システムなどへの展開も期待できます。 管理センターと運転士との間の双方向通信により、遅延時や緊急時などにも、より安全かつ迅速な対応が可能となります。効率的なダイヤ編成の策定にも寄与できます。
本件に関するお問合わせ先

レシップグループ お問い合わせ窓口
TEL 058-324-3121/FAX 058-323-2597