【無人駅】無人駅への充実した情報配信を少人数運用で実現

多言語化での運行案内で外国のお客様にも情報を伝達

甘木鉄道株式会社 様

お話を伺った方
総務営業部 営業課長 川上様

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甘木鉄道様は福岡県朝倉市に本社を置き、第3セクターとして甘木線の運営をされています。以前は、日本語の音声放送のみで運行案内をされていましたが、多言語化に対応するために基山駅と小郡駅にCMPを導入し、デジタル運行案内システムを活用されています。CMPを選んでいただいた理由や、導入後の感想、今後の展望について、川上様にお話を伺いました。

  

解決したかった課題

以前の運行案内は、日本語のみであり、外国のお客様には情報の伝達ができていなかった。

  

CMPを選んだポイント

クラウド型のデジタルサイネージであるため、自席から遠隔で表示の更新ができ、少ない人数で運用ができること。

  

  

導入後の効果

多言語での案内ができるようになった。時刻表の掲示だけでなく、動画や静止画が表示できたり、イベント情報などをテロップでお知らせできるようになった。

  

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外国からのお客様にも案内情報を伝達できる
充実した運行案内へ

- デジタル運行案内システムの検討をはじめた経緯についてお聞かせください。

以前は日本語での駅放送のみで運行案内をしていましたが、昨今九州ではゲリラ豪雨や自然災害が多く発生していることもあり、外国の方に対しても列車の遅れ等をお知らせするものがないかと考えていました。

国の方からも外国のお客様に対しての情報共有を強く求められていたこともあり、視覚情報としてすぐ分かる形で多言語案内ができるということで、デジタル運行案内システムを採用しました。

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少人数での運用に適したシステム
表示内容の自由度の高さも決め手に

- CMPを選んでいただいた理由は何でしたか。

社員数が少ないので、少ない人数で運用ができることと、甘木駅から表示器に配信できることに非常に魅力を感じていました。また、ダイヤ改正のときもパソコン一つですべて対応できるというところも魅力でした。

また、デザインの表示内容を柔軟に変更できるところや、観光情報を表示できるところ、動画や静止画の表示が自由にできるところも導入の決め手になりました。

現在CMPを導入しているのは、特にお客様が多い基山駅と小郡駅の2駅なのですが、今後外国のお客様が増えた時などに、追加で表示器を増やすことになっても、同じシステムで運用ができ、かつ表示デザインは表示したい内容に合わせて既存の表示器と変えることができることは非常に魅力的だなと思います。

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- CMPを実際にご使用いただいた感想をお聞かせください。

CMPを導入して正解だったと思います。まず、発着案内ができるのはもちろん、動画や静止画が表示できたり、イベント等をお客様にお知らせするときにテロップで流すことができるので、非常に効率がよくなったと思います。駅を利用されるお客様も、運行案内表示を見ていただけていると感じています。

また、テロップでお知らせを流せるので、コロナ禍では、新型コロナウイルスに関する情報を多言語でお知らせしていました。その時々の世の中の状況に合った案内ができるところも良いと感じました。

鉄道特有のところで言いますと、発車時刻は表記的には時分しか載っていないのですが、実際は秒まで決めているので、秒数まで管理できるのがいいですね。

- 弊社のサポート対応に関してはいかがですか。

問題なく、とても優しく対応していただいております。CMPの操作については、一番よく使う機能はお知らせのテロップ表示ですが、運用を開始してからまだ1年半程しか経っていないので、これからより慣れていくと思います。

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- 今後CMPで実現したいことについて教えてください。

多言語化について言えば、今は日本語と英語のみ表示していますが、これから外国のお客様が増えてくると思うので、英語だけでなく、中国語や韓国語なども表示したいと思っています。

- 将来の展望として、無人駅のサイネージにカメラを設置して、防犯カメラとして駅の状況が見えるようにすることも検討しています。

防犯カメラは非常にいいと思います。小さい鉄道会社なので、通信を利用して遠隔で防犯カメラを見るようにするのは難しいところがありますが、今あるシステムを活かしてリアルタイムでカメラを見れるようになるのは非常に魅力的ですね。

- ありがとうございました。今後もご期待に添えるよう尽力していきます。