【地方バスターミナル】バスターミナルの運行案内と広告表示をクラウド化し、DXを実現

業務効率の改善に加えて、自由度の高い表示レイアウト機能を使用することにより、わかりやすい案内表示とともにデジタル広告の価値も向上

新潟交通株式会社 様

お話を伺った方
乗合バス部 企画調整課 係長 近藤 拓洋 様

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新潟交通様は、本社のある万代シテイバスセンターで、バスターミナルにバスの運行案内情報を掲示されています。以前は、紙の時刻表を掲示されていましたが、バスセンターのリニューアルに伴い、CMPを導入し、デジタルサイネージを活用されています。CMPの導入による、業務の変化や、ターミナルの利用者様の反響、広告の運用について、近藤様にお話を伺いました。

  

解決したかった課題

紙の時刻表の掲示は、視認性が高くなく、運用面でも、紙の貼り替え作業や印刷などに手間がかかっていた。

  

CMPを選んだポイント

レイアウトの自由度が高く、必要な機能がすべてそろっていたこと。また、将来の新たな取り組みへの発展性があったこと。

  

  

導入後の効果

業務がDX化。バスターミナルの利用者様にとってはバスの運行状況がわかりやすくなった。広告媒体としての価値も向上した。

  

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案内と広告の2軸による
明るく開放的な空間の創出を目指して

- 以前の案内掲示にはどのような課題がありましたか。

以前は紙のバス時刻表の掲示を行っていましたが、利用者様にとって視認性が高くないものでした。運用面でも業務の負担が大きく、ダイヤ改正ごとに夜間に貼り替え作業を行ったり、バスセンター用の大きな時刻表を専用のプリンターで印刷したりする手間がかかっていました。

- デジタル運行案内システムの検討をはじめた経緯についてお聞かせください。

きっかけは、バスセンターの耐震工事に伴って、バスセンター全体のリニューアルをすることになったことでした。リニューアルのコンセプトが『明るく開放的な空間を創出する』というものでしたので、サイネージを導入することで、明るい空間を作り出したいという思いがありました。

また、グループ会社である広告代理店の看板による広告掲示のリニューアルも今回の検討に含まれていました。新しい設備・システムに発生するイニシャル・ランニング費用を、広告の収益により吸収できるような形を求めていました。

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必要な機能が全て揃っている
将来への発展も可能な成長するシステム

- CMPを選んでいただいた理由は何でしたか。

様々なサイネージを検討しましたが、サイネージに表示する内容は基本的に、直近のバス情報やお知らせ、時刻表、運休など運行に関する情報で、この部分は各社でそれほど差がなく、レイアウトも決められたものでした。広告の表示も静止画のみであるなど、自由度があまり高くありませんでした。

それに対して、CMPはデザインを柔軟に変更でき、動画の広告を流せるなど、自由度の高いものでした。また、既存の掲示サイズに収まる形で表示できることや、バスの案内と広告の2つを表示できること、広告で収益を出すことなども考えると、CMPが一番良かったです。

広告に関しては、事業者は運行に関する部分だけ、広告会社では広告に関する機能だけを管理できる権限分け機能があることも大きなポイントでした。また、導入決定後に、10台の広告エリアを同じタイミングで流す「同期再生機能」が開発され、立体感のある空間を演出ができるとともに、広告の価値向上に繋がりました。

そして、今回の導入で終わりではなく、今後バス接近情報(バスロケーションシステム)との連携をするなどの拡張も可能なシステムであることも決め手になりました。

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- CMPを実際にご使用いただいた感想をお聞かせください。

新潟では雪による急な運休等も多く、紙の掲示物を貼りに行くとなると非常に大変でしたので、運行情報がいつでもどこでも配信できるようになり、業務がDX化されて助かっております。

もう一つの軸である広告に関しては、ただ通過する場所と比べて、「お客様がバスを待っている環境」で案内と一緒に表示されているので、CM価値が高まったと感じています。

また、システムの耐久性の高さも感じています。新潟の気温は夏は40℃を超え、冬はマイナスになるほどの過酷な環境ですが、安定して動作しており、品質の高さを実感しています。

- バスターミナルの利用者様の反響はいかがでしたか。

バスターミナル利用者様の反応もよいです。次便がわかりやすく表示されたり、案内情報の視認性が向上するなど、バスを待つ環境は大幅に改善されました。

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- 弊社のサポート対応に関してはいかがですか。

導入から1年半経った今でも大きなトラブルはなく、安定して稼働しており、小さな問題にも即座に対応していただいています。また、サポートが手厚く、操作がわからない場合も親切に教えて下さり、非常に助かっています。

- 最後に、今後CMPで実現したいこと、期待することを教えてください。

弊社がバスロケーションシステムの導入を進めた際に、遅れ情報をサイネージに自動で表示するなど、システムの連携を行っていきたいです。バス車内にも展開し、バス車内への即座の情報案内/路線に合わせた広告など現在のスキームでできれば良いなと考えています。

また、バス停に設置して、バス案内を行うことに加え、カメラや音声を使ってお客様とコミュニケーションをとるなど、繋がるサイネージとしての新たな成長を期待しています。

- ありがとうございました。今後もご期待に添えるよう尽力していきます。