Kawasaki Rail Car Inc.より、米国の地下鉄車両向け照明システムを受注

2018年 10月23日

レシップホールディングス株式会社(本社:岐阜県本巣市、代表取締役社長:杉本眞)の連結子会社LECIP INC.(本社:米国イリノイ州、CEO:藤井章夫)は、川崎重工業株式会社の米現地法人Kawasaki Rail Car Inc.より、米国の地下鉄車両向け照明システムを受注しました。米国現地で各種照明を生産し、2019年度から納入を開始する予定です。

今回受注した照明システムは、ニューヨーク市交通局(NYCT)の地下鉄車両535両に導入されるものです。各照明にはLEDを用いており、客室主照明をはじめ、ヘッドライトやテールライト、扉開閉予告灯、読書灯など28種類あります。車両に搭載されるすべての照明を納入し、鉄道車両のシステムと連動して各種照明を制御します。

当社製品の特長は、降雨・降雪などの厳しい環境、気温の高低、電磁波や振動、電圧変動に強いことです。室内照明には信頼性の高い非常用電源装置を備えており、緊急時にも一定時間、点灯を続けることができます。また、当社には、安全性やデザイン性に関する顧客からの高度な要求に対応できる設計能力があることが強みであり、顧客から高い評価を得ています。

現在の契約では、最大1,077両のオプションが付随しています。今後、オプションがすべて行使された場合は、総数1,612両への取付けとなり、これまでの米国鉄道車両向け案件の中で過去最大規模の受注となります。

当社はこれまでにも、米国鉄道向けに読書灯や非常灯などを納入した実績があるほか、現在もロングアイランド鉄道向け通勤車両向け照明の生産・納入を行うなど、北米向け鉄道用照明灯具の採用実績を積み上げています。

当社グループは、今後も、海外向け鉄道用照明灯具の開発を強化し、北米鉄道市場での地位確立と、採用製品の増加を目指してまいります。

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