運賃箱は地域によって違い、オリジナリティが高い
設計職2014年入社S.T
部署 開発本部 AFCソリューション2部
専門領域 ICカード制御器のソフトウェアを開発
出身大学 岐阜大学大学院 工学研究科 電気電子工学専攻
※部署名・所属部署は取材当時のものです。
現在の仕事内容
私の担当は、バスの運賃箱に搭載する精算システムのソフトウェア開発です。精算はバスや鉄道の運行会社にとって売上に直結する重要な部分のシステムです。レシップのバス用ICカードシステムのシェアは6割以上、バス用運賃箱のシェアは5割以上を誇るだけに、自身の仕事が持つ影響力の大きさを感じています。地域によって特有のサービスがあったり、ポイント付与の計算方法が違ったりと、二つと同じシステムはなく、各地のサービスに合うシステムを開発しています。
入社を決めた理由
社会性の高さ、充実の研修を用意してくれているあたたかさ
大学院ではセラミックのコンデンサに使う材料の研究をしていました。初めは院で学んだ研究の延長線上で就職先も考えていたのですが、視野を広くして考えてみようと思うようになり、就職活動を開始しました。回路系をはじめ様々な仕事があったのですが、この会社を選んだ理由は、バスや鉄道の運賃箱や行先表示器など、社会に欠かせない企業だと思ったからと、その分野でトップシェアを誇っていることに惹かれたからです。
また、この会社では、技術職の新入社員は6か月間という長い研修期間があり「入社後、自分の知らないことは学んでいけばいい」と聞いたことも決め手になりました。
仕事のやりがい
学生時代の専門分野外のことにチャレンジできる
たとえば私はもともと回路関連の学科に在籍しており、ソフトウェアに対する知識と造詣はあまりありませんでした。そんな私がソフトウェアの開発をできているのは、入社後の研修と周りの方々からのサポートがあるからです。私の他にも「学生時代の専攻は現在の分野と全く違う」と話す方がたくさんいます。その方々が腰を据えて積極的に働いているということは、異分野の仕事から多くの刺激を得て成長を実現できることの揺るぎない証拠です。様々な分野の仕事に挑戦できるのは、レシップだからこそ得られるやりがいです。ぜひ皆さんも挑戦してくださいね。
レシップのいいところ
人脈を築きやすい点・製造現場との距離が近い点
レシップの研修は、自身のスキルアップのみに役立つものではありません。人脈を広げる絶好の場であり、実際に、研修で一緒になった人と仕事をする事が多々あります。
また、製造現場が近いことも大きなメリットです。お互いすぐに情報を交換できるし、製造現場の声を設計に反映しやすいです。グループや部署に関係無く気軽に相談でき、皆さん、丁寧に教えてくれます。人間関係の良さは間違いなく大きな魅力です。
今後の目標・将来の夢
イチから新しいサービスをつくるために、先輩に追いつけ・追い越せ
まずは一人前になることです。仕様を完全に把握できるようになることを第一目標に設定しています。その上で、将来的には自分の考えたサービスで、新しい事業をイチから手がけてみたいです。
前述したとおり、運賃箱は地域によって大きく変化しています。進化できる点もまだまだ多く、その第一人者になれたらどれだけ嬉しいことかと思います。そのためには社内の先輩方を超えなければいけません。「一体、どれだけ頑張れば追い付けるのだろう」と思ってしまう先輩ばかりですが、粘り強く背中を追い続けていきたいです。
メッセージ&アドバイス
失敗しても、気持ちを切り替えて前に進み続けることが大切
私は研究が忙しく、就職活動の開始時期が遅くなってしまいました。准教授に相談して研究を後回しにしてもらったおかげでレシップに出会えたのは「ラッキー」の一言です。振り返れば、他にも失敗は多々ありましたが、気持ちを切り替えて前に進んだ結果、自身が望む結果を得ることができました。皆さんも様々な壁に当たり、時には失敗することがあると思いますが、それをいい意味で糧にして頑張っていただけることを期待しています。