1965年「幕式行先表示器」を開発

1965年以降40年以上、行先表示器の主役を務めたロングセラー商品です。テトロンフィルムの長尺幕をモーターで上下に巻き取り、 任意の表示位置でピタリと止めて、行先を表示します。行先が印刷されている為、変更には幕を交換する必要があり、膨大な手間と大量のゴミが発生するという問題がありました。 また巻き取り機構部が存在するため、定期的なメンテナンスが必要でした。

1999年「アンバー単色LED式行先表示器」を開発

LED表示器の普及に伴い、高輝度化が可能となり、車外でも視認できる表示器を実現しました。LED化に伴い「幕式行先表示器」のデメリットが解消されました。

2013年「白及びカラーLED式行先表示器」を開発

青色LEDが発明され、光の3原色がLEDで表示できるようになり、急速にLED表示器のカラー化が進み、当社もカラー(729色)表示可能なタイプを開発しました。これにより、路線カラーが表現可能となると共に、キャラクターやロゴマークなどの表現力が格段に向上しました。

2018年「全面カラーLED行先表示器」を開発

上述の「白及びカラーLED式行先表示器」では、通常路線番号を表示する部分、表示面のおよそ1/4だったカラー部を、全面カラーとし、更なる表現力向上を目指し、表示色を4万色まで向上しました。

  • 高い視認性を目指す

    開発当初は高輝度の砲弾型LEDを採用していましたが、視野角を広くするために、広視野角LEDへと進化しています。 広視野角LEDは1点に集中するLEDより、どうしても輝度が低下します。そこで、LEDを小型のチップ型とし、ルーバーの最適化と併せてコントラストを向上することで、高い視認性を確保しました。
    LEDの光は太陽光にさらされると見え辛くなってしまします。LED素子に光が当たらないようルーバーで太陽光を遮光し、更に表示器自体を下向きに傾けて取り付けるようになっています。

  • 安心・安全・信頼

    LEDがカラーになっても、「赤」や「橙」で表示をしてはいけません。これは、車の尾灯や方向指示器などと紛らわしくならないよう、国土交通省の「道路運送車両の保安基準」で定められているからです。 レシップの「カラーLED式行先表示器」は、表示のデータを製作する際に使用する専用のソフトで、禁止されている色域が表示されないよう制御しています。

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