路線バス運行支援ユニット「LIVU」を開発
~音声放送やバスロケーション等の各機能を一つのユニットに統合~

2017年 10月12日

レシップホールディングス株式会社の連結子会社レシップ株式会社(本社:岐阜県本巣市、代表取締役社長:杉本眞)は、路線バス運行支援ユニット「LIVU(LECIP Intelligent Vehicle Unit)」を開発しました。 LIVUは、バスの運行を支援する複数のアプリケーションを搭載することができるほか、車内の様々な情報の送受信を実現する統合ユニットです。将来的には、バス車載機器の自動化における中心的な役割を果たす製品として路線バスへの標準搭載を想定しており、 2018年度以降、年間1,000台の販売を目指しています。

バスの車内には、運行に関わる様々な機器が設置されていますが、安全面への配慮や乗客サービス向上の観点から乗務員の使用する機器は年々増加傾向にあります。 そこで、車内で重複している機器を減らし、複数のアプリケーションをネットワーク上で集中制御するLIVUを開発しました。
例えば、バス事業者はこれまで別々の機器の付属品として設置していたGPSアンテナや無線ルーターを1つに集約することができるようになるほか、音声放送や整時などの各機能を一つにまとめることができるようになります。 LIVUに搭載する各機能は、アプリケーションとしてバス事業者ごとに自由にカスタマイズすることができるため、従来のように新たにハードウェアを設置する必要はなく、容易に機能を拡張することが可能となります。 さらに、LIVUに集約された位置情報や移動距離などの情報は、無線通信を用いてバス事業者本社のサーバーに送信されるので、本社から運行中のバスの走行状況を集中管理することができます。
このようにLIVUは複雑になっていた車内のシステム構成をシンプルなものとし、車内の省スペース及び情報の一元管理を実現します。

レシップ株式会社は、今後もバス事業者のニーズに応えるソリューションを提供できるよう技術の向上と新製品の開発に努めてまいります。

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